【日大通信メイン】卒業が難しい?通信制大学の特徴6選!
プロフィールをもし読んでくださった方がいたらご存知かと思いますが、私は高校、専門を中退しており中卒で社会人をしています。
数回の転職を経て現在の会社に正社員として雇ってもらうことができ、昇進などに学歴は一切関係ないシステムのおかげでこの先学歴が必要になることは正直あまりないのですが、娘が大きくなった時に示しがつかないという理由と、なんとなく大卒になりたいというただの自己満から働きながらでも大卒資格取得を目指せる通信制大学に通うことにしました。
ちーも
思い立ったら後先考えずに行動するタイプ
私が通っているのは日本大学の通信教育部(以下 日大通信)です。
学部は文理学部の英文学専攻を選択しました。
今回は通信制の大学に興味はあるけどどんなものなのか詳しく知らないという方のために、通信制大学の特徴をまとめてみました。
もくじ
通信制大学の特徴6選!
入学・編入しやすい
通常の大学受験と異なり、入学試験はない大学がほとんどです。さらにほぼ全員が入学許可され不合格になることは稀なので、大学の入学資格があれば誰でも入ることができるという認識でいいと思います。
一部大学で面接や試験があります。慶應義塾大学の通信課程は入学が許可されないことも多いことで有名です。
入学を希望する場合、まず願書請求をし同封されている書類を提出することで出願できます。 私が日大通信に入学する際は以下の書類の提出が必要でした。
- 書類一式(入学志願書など)
- 出願資格の証明書
- 志望理由書という「なぜ入学を希望するのか」を簡単に書いた作文
②について、私は中卒ではありますが過去に高等学校卒業程度認定試験に合格していたので入学資格はありました。
なのでその合格通知書を同封することでクリアしました。
③についてはそこまで文字数は多くなく(500字くらい?)、英文学学科を選んだので英文学に興味があるとか、英語を学び直したいといったことを書いた記憶があります。
ちーも
卒業さえできればいいので正直適当です(ごめんなさい)
提出後、しばらくして入学許可証が届き晴れて大学生になりました! また、編入学も可能で
- 短大、専門学校を卒業している
- 大学を退学している
- 他の大学を卒業している
このような条件を満たしている場合、それまでに修得した単位を認定してもらうことができ、3年次から編入というようなことも可能です。
どのくらいの単位を認定して貰えるかは、入学するそれぞれの大学によって異なるので確認が必要です。
反面卒業は難しい
大学によってレベルは異なりますが、卒業は茨の道です。 自宅での教材学習が基本となりますが、わからないところがあってもすぐに聞ける先生が近くにいるわけではありません。 日大通信の場合は質問票というものがあり疑問点を教員に質問することができますが、郵送でのやり取りになるので回答をもらうまでに時間がかかります。(なので私は一度も使ったことがありません)
またレポートの執筆は避けて通れないのですが、学習が甘いと容赦なく不合格をもらう上、レポートも郵送のやり取り&返却に1ヶ月、場合によっては数ヶ月かかることもあるので中々思い通りに進まないことも多々あります。 単位を修得するための試験も難易度が高く、過去問はありますが解答はついていないので、自分で調べた上でそれが合っているかもわからない予習をする必要があります。 本番は「〜〜について論じてください」とだけ書かれた問題があり、用紙にその答えを書く方式が多いです。教材の持ち込みはできません。(一部の科目で持ち込み可) こんな感じで4年間頑張らなくてはいけないので結構脱落者がいる印象です。 Twitterで繋がっていて気付いたら消息不明になってたなんてことがあるので、そんなときは察しています。
卒業資格は通学課程と同じ
通信制大学とはいえど、卒業すれば通学課程と同じ学士の学位を得ることができます。
私自身はまだ卒業していませんが、卒業証書にも特に「通信制」というような記載はないようです。(先人たちのSNS、ブログから)
この件は学校の公式HPにもきちんと記載があります。
https://www.dld.nihon-u.ac.jp/faq/日本大学通信教育部
履歴書にも通信制という記載をすることは強制ではないようですが、就活や転職の際、通学課程の方達と同じ扱いをしてもらえるかという点に関しては微妙なところです。
やはり話をすれば違和感があり、通信課程だということを言わざるを得なくなります。
実際に通信制大学に通ってみれば、勉強の難易度も易しくはなく自主性がより求められるので、通学過程と同じ卒業資格というのは納得できるのですが、世間一般の感覚ですとやはり入試がない分 通学制>通信制 というふうに見られがちです。
私は転職の際最初から履歴書に通信課程と記載し、幸い理解ある方が多く逆に努力を認めていただいたこともありますが、この件は多少の覚悟が必要だと思います。
学費が安い
一般的に、大学4年間でかかる学費は
- 国立大学で約250万円
- 私立大学で約350〜500万円
と言われています。 それに比べ通信制大学は約100万円以下で卒業ができるところがほとんどです。
ただし、通学制とあまり変わらない学費がかかる場合もあります。早稲田大学の通信は学費が~450万円ほどと、高いことで有名です。
日大通信も単位の取り方によって学費は変わってきますが
入学時にかかる費用 約15万円 + 毎年約10万円(二年次から)= 約45万円
以上の約45万円が、4年通った場合の最低限かかる学費となっています。 私はたまにスクーリングの授業も受けますが(別途費用がかかる)、基本は教材学習のみの方法で単位を取っているので、毎年数万円ほど多くかかる程度でそれほど大きな出費はありません。
ちーも
スクーリングの方が単位が取りやすいから商売上手だなとはおもう
また、大学によっては奨学金制度を設けているところもあります。
様々な単位修得方法がある
単位の修得はいくつかパターンが用意されており、自分のライフスタイルにあった方法を選ぶことができます。
日大通信では昼間スクーリングという、昼間キャンパスに通学して授業を受けるスクーリングもあり、通学課程と同じような大学生活を送ることもできます。
逆に社会人などで通学が難しい場合は、自分で教材学習をし科目修得試験(通称かもしゅう)に合格することで単位がもらえる方法を選択することもできます。
ちーも
私は基本この方式です
最低限のスクーリング単位が決められているので、全ての単位をこの方式だけで取ることはできませんが、自宅で授業が受けられるメディア授業もスクーリング単位に含まれるので、一度も通学せずに卒業をすることもできます。
体育実技は必修で基本は対面スクですが、私の時はコロナの影響でオンデマンドでの実施でした。
日大通信英文学の場合は、スクーリングのみで単位修得可能な必修科目が6単位分あるので、対面授業なしでの卒業はできません。入りたい学科などの学修要綱をよくご確認ください。
教員免許などの資格が取れる
通信制大学で決められた学科で決められた単位を取得することで、各種資格を取ることができます。
日大通信では中学・高校の教員免許、司書教諭、学芸員の資格の取得を目指すことができます。
他の大学では保育士や認定心理士などの資格が取れるところもあります。
教員免許取得には、必ずしも大学を卒業する必要はないので2年在籍して教員免許を取った後に退学される方もいました。
すでに別の教科の免許を持っていて新たな教科の免許を取りにきている先生もいらっしゃいました。この場合は最短1年で免許の取得ができるので、すごく便利な制度だと思います。
卒論が必要ない場合がある
通常大学の卒業には卒論が必須ということがほとんどだと思いますが、通信制大学では卒論の必要ない学校・学部・学科が多く存在します。
卒論の作成には時間と労力が必要なので、社会人大学生にはありがたい話だと思います。
日大通信では文理学部のみ卒論が必修となっており、その他の学部では選択となっています。
私が日大通信と文理学部を選んだ理由は
- 学費が安め
- ある程度の大学ネームバリュー
- 英語になんとなく興味があったから
という程度の酷いものなのですが、文理学部以外は卒論が必要ないとちゃんと調べられていたら別の学部にしてました・・・。
ちーも
見落としたああああ 泣
おかげで現在、絶賛卒論沼にハマっております。 会社で昼休みに卒論書いてるよ...。
まとめ
通信制大学にはいろんな目的をもった人が通っています。
- 単純に大卒資格が欲しい
- 教員免許などが取りたい
- 学びなおしたい
私は①を目標としているので、成績や学習効果にはこだわらず、単位さえ取れればいいというスタイルでやっています。
スクーリングに行ってみると割とご高齢の方が多いなと感じることがありますが、たまにお話しする機会があると③の目的でのんびりと学習をされている方が多いような気がします。
ちーも
子供が大きくなったら学習目的でまた通信大学生になるのもいいな
通信制大学にはデメリットもありますが多くのメリットがあると思っていますので、通学課程だけでなく通信制を選ぶのも一種の選択肢として当たり前になったらいいのにと思うこともあります。
この記事がこれから通信制大学に通おうかと悩んでいる人のお役に立てたら幸いです。
また詳しい学習方法に関して記事を書いていく予定ですのでよろしくお願いします!